3学期の国語の授業では、全学年とも書き初めの授業があります。
3年生は、今年(2021年)の目標や自分が思っていることを漢字一字で表します。
半紙に何度も練習し、最後は色紙に自分の一字を書く。なかなかの緊張感のある時間です。
2年生は、四字熟語から自分の好きな言葉を選んで書き初め用紙に書きます。
神出鬼没や昼想夜夢など、なかなか独創的な熟語を選んでいました。
近年、今回のような書き初めをはじめとして、日本の伝統的な行事などに触れる機会が少なくなってきています。少しでも授業を通してそれらを体験することには、意味があると考えています。
このタイトルの後半にある「浦河町全中学生共同作成壁」と見て、何のことだろうと思った人も多いと思います。
現在浦河町の中学校3校では、浦河第一中学校に勤務している美術の先生が浦二中と荻中にも週1回来て授業を行っています。
その先生が、せっかく町内すべての生徒に教えているので、その全中学生が共同して一つの作品を作れたらと計画し、今年実践したのがこの壁画です。
生徒一人につき、はがきよりも少し大きめの用紙に色を塗り、それらをすべて貼り合わせて一つの大きな壁画にしました。モチーフは「浦河町」です。馬・海・魚などがこの作品中に描かれています。
今後、文化会館などにも掲示してもらって、浦河町の人たちにも見てもらいたいと美術の先生は話していました。
直接会うことはなくても、こうやって浦河町内すべての中学生がつながり、一つの作品をつくる経験は、貴重だと思います。